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理系大学生のGPAは就職に影響するの?そもそもGPAとは?

みなさん、こんにちは!

理系大学生の皆さん

[word_balloon id=”11″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]大学の成績やばいけど、就職にも影響するのかな…[/word_balloon]

こういった疑問をもっていませんか?

 

私も医療大学生で、GPAの就職への影響について気になっていました。

そこで今回は、同じ疑問を持つ理系大学生に向けて、GPAについてまとめてみました。

この記事で分かること
  • GPAとは何か
  • GPAの評価のつけ方
  • GPAは就職に影響するのか
  • GPAの提出を求める企業の意図
  • 理系はGPAを意識するべきか

では、見ていきましょう。

そもそも理系大学生のGPAって何?

大学生であれば誰もが聞いたことある言葉だと思います。
しかし、GPAの仕組みをきちんと理解していますか?

GPA制度とは

GPAとは
Grade Point Averageの略称で大学の成績評価方式の1つです。

GPAは欧米で一般的に利用されていて、日本に導入されたのは比較的最近です。大学によって様々ですが、留年や奨学金などの基準になったり、適切な卒業認定の指標としても用いられます。

成績を簡単に数値化し、大学でいい成績をとるほどGPAの値は高くなります

 

GPAの算出方法

GPの一般的な付与例は、以下の通りです。

授業科目ごとの成績を素点に応じて、5段階的程度(秀、優、良、可、不可など)で評価します。

  • 秀(90-100点): 4ポイント
  • 優(80-89点)  : 3ポイント
  • 良(70-79点)  : 2ポイント
  • 可(60-69点)  : 1ポイント
  • 不可(59以下)  : 0ポイント

 

GPAの算出方法は以下の通りです。

GPA = 秀の数×4+優の数×3+良の数×2+可の数×1/総単位数

不可が多い場合、秀や優を多くとってカバーする必要があります。また、履修する科目の選択も重要になってきます。

 

成績評価の段階の数や素点の刻み方、GPAの値はそれぞれの大学によって異なります。

つまり、大学によって値が異なってくるので違う大学や学部と学力を比較することは難しいと言えます。

GPAの平均値は?

GPAの平均値はどれくらいなのでしょうか。

GPAの学生平均は一般的に2.4~2.8当たりと言われています。

大学にもよりますが、それぞれの成績をとる人の割合は決まっていて、一番いい成績をとれる学生は全体の1割しかいません。

大体GPAで分かるおおよその学習状況は以下の通りです。

  • 3.5~    かなり優秀
  • 2.9~3.4 優秀
  • 2.4~2.8 平均
  • 0.0~2.3 勉強不足

 

理系大学生の就職にGPAは影響するの?

結論から言うと一般的に就職にGPAは関係ないと言われています。

それはなぜでしょうか。
また、全ての企業において関係ないのでしょうか。

大学・学部によって基準が違う

先ほども言った通り、GPA値はそれぞれの大学に基準があるので、取りやすさや値の取り方が変わってきます
そのため、大学の成績を客観的指標だけで使うのは不平等であり、他の大学や企業と比べること中々困難になってきます。

企業側はどの大学・学部がどれだけGPAを取りやすいのかを理解していません。

これらのことから、不確定要素の強いGPAを採用基準に使うのは難しいと言われています。

企業によって違う

GPA値と就職の関係は、外資系企業と日系企業でも差があります。

外資系企業の場合

GPAを重視する可能性が高いです。欧米ではGPAが一般的に普及しているので、外資系企業は採用試験にもGPAを参考にする場合があると言われています。

そのため、GPA値が低すぎて足切りを食らうということもあります。

ごく一部の企業なので安心してくださいね。

日系企業の場合

GPAをあまり重視していない場合が多いです。まだ日本では普及しておらず不確定要素が強いためあまりGPAが就職に影響することはありません。

しかし、日系企業でもエントリーが進むにつれてGPAの提出を求める企業もあります。それはなぜでしょうか。

 

理系大学生にGPA提出を求める企業の意図は何?

GPA値は就職には関係ないと言われていますが、就職活動の際、成績を提出するように言う企業は少なくありません

なぜ、企業は提出を求めるのでしょうか。

大きく分けると理由は3つあります。

  • 卒業できるか確認する
  • 人物像を確認する
  • 履歴書に間違いがないか確認する

それぞれ一つづつ見ていきましょう。

卒業できるか確認する

企業にとっても新入社員を選ぶということは、今後の会社を左右する重要なことです。

企業も数百万のお金をかけて社員を雇います。

そのため、雇おうと思ってた社員が卒業できないなんてことはあってはなりません

それを事前に防ぐためにもしっかり確認する必要があります。

人物像を確認する

成績からもある程度、人物像を把握することは可能です。

大学の授業をまじめに受けて頑張った人やサークルばかりで遊んでいた人、2つを両立していた人など様々なことが分かります。

就職に影響しないとはいえ、確認程度で目を通す場合があります。

履歴書に間違いがないか確認する

履歴書と成績表を照らし合わせ、間違いや問題がないかを確認します。

もし、内定を出したのに大学に所属していないことが判明したら大変なことになります。

その点、成績表は大学に所属していないともらえないので間違いがないか確認することで本人確認もすることができます。

 

理系大学生はGPAを意識するべき?(就職以外)

今まで話した内容から以下のことが理解できたと思います。

今までの内容のまとめ
  • GPAの仕組み
  • GPAの算出方法と評価のつけ方
  • GPAは一般的に就職には関係しないこと
  • なぜ企業がGPAの提出を求めるのか

これらのことを踏まえると普通の人はこう思うでしょう。

理系大学生はGPAを意識しなくていいの?

実はそんなことないんです。

理系こそGPAを意識しなければなりません。

その理由はなぜでしょうか。

奨学金の審査に通りやすくなる

理系大学生は一般的に文系大学生より忙しいと言われています。さらに、研究室に配属されると中々アルバイトの時間も取れなくなります。

そんな人たちのために、理系大学院生は研究しながら奨学金を受け取ることができます

この奨学金は親の収入に限らず受け取ることが可能です。

奨学金が、学業で特に優れていると認められると返済が半額になったり、全額免除になったりすることがあります

また、この奨学金は誰しもが借りれるものではなく一定以上のGPAがないと借りれないというものもあります。

研究室を自分で選べる

理系大学生の生活は選ぶ研究室によってだいぶ変わります。大体の大学が成績上位者から研究室を希望することが可能です。

そのため、GPAの高い人たちは研究室を自ら選ぶことができます
逆に言えば、GPAの低い人たちは悪条件の研究室でも入らざる負えない状況になります

GPAは就職に影響しませんが、研究室は影響することがあります。

私の先輩でも、成績が悪く希望通りではない研究室に配属され、1日10時間研究室に拘束された人がいます。

有意義な研究時間を過ごすためにもコツコツと勉強し、GPAを高く保つことが重要になります。

院試(大学院入試)を受けなくていい場合がある

理系大学生は、9割以上が大学院に進学するというデータがあります。その時に、大学院入試という試験を受けなければいけません

その院試が、GPAが高いと免除になります。

本当にトップクラスの成績だと、自分の通っている大学院の試験免除に限らず他大学の大学院も推薦枠で、面接のみの受験が可能な場合もあるそうです。

それぞれの大学院によって基準が違うのでチェックしてみてください。

 

これらのことから、就職に影響がないとしても理系大学生はGPAを高く保っていて損することはありません。

 

まとめ:理系大学生のGPAの就職への影響

結論を言うと

理系大学生の就職にGPAは関係しませんが、GPAは高く保つべき。

ということですね。

GPAは一年の時に成績が悪いと挽回することは難しいと言われていますが、実際に努力すればするだけ結果はついてきます。

大学の勉強はやればやるほど、点数に表れます。

今、成績がやばいという人はこれからはGPAを意識して学校生活を送ってみてください。

大学のテストがこれからの一生の仕事につながると思えば、テスト期間も頑張れるはずです。

私たちも頑張るので、みなさんも頑張りましょう!

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